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その壁にネジ止めは効きません、と言われたときの強い味方 スタッドセンサ [ホーム廻り]

進学、転勤でお引越しの季節になりました。

何も無いまっさらなお部屋を借りて、まず欲しくなるのが、証明とカーテンレールです。

それから、何も無い壁にフックをつけたり、棚を吊ったりしたくなりますね。

昔の木造家屋は、柱や鴨居が表面に顔を出していましたから、
カーテンフックをどこにつければいいかとか、釘やネジはどこで利くかが、
ひと目で分かりましたが、近代家屋は、鉄骨や軽量鋼材の柱に、石膏ボードのパネルを張って
壁にしていますから、木の柱や梁が見えません。


石膏ボードというのは、ボードにそのままネジを立てるとボロボロ崩れてきて、
フック等を固定できないばかりか、石膏の板をだいなしにしてしまいます。

額縁程度の軽量なものを吊るすフックは、石膏ボード専用のフックが売られていて、
いずれも、細い釘やホッチキスで石膏ボードそのものに固定するようになっています。

右図は板状のフックですが、ベースの板をホッチキスの針で壁に固定するもので、6キロまでのものが吊るせます。

ご家庭にある、いわゆるホッチキスのアゴを開いて、壁に針を打ち込みます。ポスターの固定などでよく使うあれです。針をたくさん打って本数で負担できる荷重を稼ぐわけです。

ホッチキスを固定に使うときの注意としては、ホッチキスの針にステンレスのものを使うことです。通常のホッチキス針はすぐ錆びるので、壁が茶色く汚れてしまいます。


さて、もう少し荷重の掛かる、棚やカーテンレールの取り付け、さらには、
地震対応のために行う家具固定等では、石膏ボードに固定するのではなく、
その裏側にある木材の骨組みまでネジや釘を通します。
石膏ボードは、壁としての強度を上げるために、板の裏側に3~40センチ間隔で
木材の桟(さん)がはしごのように入っています。

ネジや釘をその補強角材まで届かせて、固定すれば、強度的にもしっかり固定出来ますし、
壁がボロボロと崩れるようなこともありません。

ちゃんと桟に固定できれば、ぶら下がっても大丈夫なくらいに強度が出ます。

その桟が裏側のどこに入っているかを、表側からマジックのように探すのが、スタッドセンサーと呼ばれる道具です。

片手に持てるサイズの箱にランプやブザーが付いていて、
センサー面を壁に当てながら滑らせると、スタッド(間柱)のあるところで、
音や光で知らせてくれます。
その付近で探ると、ここからここまでと木材の太さや向きも分かりますから、
その中心を狙ってネジや釘を打ち込むことができます。


世間には、たくさんのモデルがあって、価格もピンキリですが、
いずれも超音波を使って、検出しているところは同じです。

ホームセンターでも売っていますし、通販で「壁裏センサー」とか「スタッドセンサー」で探していただくと出てきます。
しょっちゅう使うものではありませんが、お家にひとつあると、とっても便利。近代ハウスの必需品です。


シンワ・下地センサーHG・



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